第96回定例会セミナー

最新の抗菌技術動向とビジネス展開
〜銀イオン・マイナスイオン・二酸化炭素・強酸性水・抗菌ビジネス〜
平成15年10月2日(木)


「光触媒の応用と抗菌ビジネスの全容」 徳島大学
工学部生物工学科
教授 高麗 寛紀
「循環浴用水のレジオネラ汚染の実態と
 低コスト完全殺菌法」
遠赤外線応用研究会 専務理事 江川 芳信
「光電効果を利用した負イオンの発生技術と
 除菌効果」
松下電器産業(株)
電化住設研究所
グループマネージャー
守屋 好文
「電解技術を使った水の殺菌と浄化」 三洋電機(株)技術開発本部
エコ・エネシステム技術開発センターBU
エコロジーシステム研究部
課長 井関 正博
「二酸化塩素の殺菌性」 前 日本食品分析センター九州支所
試験室課長
(財)日本食品分析センター大阪支所
業務部
副部長 高山 正彦
「負イオンとオゾンの混合ガスによる
 青果物の腐敗防止」
三菱電機(株)先端技術総合研究所
環境システム技術部
谷村 泰宏


セミナー報告
 去る10月2日(木)に大阪厚生年金会館で行われた第96回セミナー「最新の抗菌技術動向とビジネス展開〜銀イオン・マイナスイオン・二酸化塩素・強酸性水・抗菌ビジネス〜」は、マスコミなどで新たな感染症による死亡事故等がひんぱんに報道されていることも影響してか、70名近くもの参加がありました。
 最初に徳島大学工学部生物工学科の高麗寛紀教授が「光触媒の応用と抗菌ビジネスの全容」というタイトルで講演。光触媒系抗菌剤の概要、無機系及び有機系光触媒の抗菌剤としての応用、殺菌機構や加工製品のガイドライン、今後の展望など抗菌に関しての全体像が理解できるような内容でした。
続いて当研究会の江川芳信が「循環浴用水のレジオネラ汚染の実態と低コスト完全殺菌法」について、実ビジネスに即実行できる提案を発表。
 昼食をはさんで午後からは、松下電器・電化住設研究所の守屋好文氏が「光電効果を利用した負イオンの発生技術と除菌効果」の演題で、光電効果を利用した負イオンの生成技術やその生成原理、生成量に影響を与える因子、紫外線ランプによる除菌効果等について報告していただきました。
 続いて、三洋電機・技術開発本部エコ・エネシステム技術開発センター課長の井関正博氏は「電解技術を使った水の殺菌と浄化」。今回の講演では唯一の水に関する殺菌・浄化例で、電解による殺菌・浄化の原理と特長やその応用、応用複合電極殺菌技術電解による窒素・リン除去技術など同社のこれまでの取り組みをわかりやすく披露されました。
 続く日本食品分析センター九州支所の前試験室課長で現大阪支所業務部副部長の高山正彦氏は「二酸化塩素の殺菌性」について講演。日本ではあまり普及してない二酸化塩素の殺菌性や有効性、将来性について試験データをもとにその優れた特性を紹介し、日本でのさらなる認知に向けて関係者の努力に期待したいと締めくくられました。
 最後は三菱電機・先端技術総合研究所環境システム技術部課長の谷村泰宏氏が「負イオンとオゾンの混合ガスによる青果物の腐敗防止」効果について発表。負イオン(マイナスイオン)とオゾンを組み合わせることで鮮度保持期間が飛躍的に延びた事例を紹介し、その濃度や滞留させる方法などについて具体的に示していただきました。